ラウエンターラー・バイケン
1988年、この色すげー
原点を見直すカルタワイン
2004年3月20日
私がはじめてドイツに行った時に最初に買ったワインがラウエンターラ.バイケンなので懐かしい。 中辛口のお土産ワインを探したらこれになった。国営の醸造所の印としてワシのマークがついており、また カルタワインでもある。カルタワインとはラインガウで発売され始めた一連の中辛口ワイン群のことで、カルタとは 原点を意味し、ワインもその原点に返ろうとするワインの刷新運動として、カルタ同盟という連合体が組織されて いる。 従って、このワインはリースリングにして、ほんとうに辛い。これがドイツワインの原点であるなら、私たちが描いて いる、あのドスの利いた酸味と遠くで甘さを覚えるドイツワインは一体何なんだろうと思ってしまう。 ドイツワインがアウスレーゼ、ベーレンアウスレーゼ、トロッケンベーレンアウスレーゼと甘口に傾いてしまったのに 対して、バランスをとるための必要な手段と理解したら良いのかもしれない。 私はこの原点という言葉から、パソコンのOSを思い出してしまった。 WindowsXPを3年も使っていて、アップグレード前のWindows2000Proに戻したら何と何と軽いことかビックリして しまった。厚化粧のWindowsXPから素顔のWindows2000Proが見直されたりするのも、原点に戻ろうとするカルタ 同盟と似ているように感じる。しかし、厚化粧のWindowsXPはそれはそれで面白く、味もあり飽きは来ない。 |
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リースリング、ゼクト トロッケン |
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ドイツワイン |
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ドイツワイン
マイン河流域に広がるワイン産地、フランケン地域 カルシウム系砂岩をベースにした男性的なワイン(強烈な土味)の代表格です。この産地のワインを有名にしたボトルの形(ボックスボイテル)もユニークです。 |
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ドイツワイン 1986年 ブドウ種:オルテガ アウスレーゼ フランケン |
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ドイツワイン |
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フランスのワイン
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ドイツワイン
シュペートブルグンダー Q.b.A/Trocken
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ハンガリーワイン
エグリ.ヴィカベール
2004年3月6日
西欧を旅行されてきた高山さんから”牡牛の血”として知られているハンガリーワイン、エグリ.ヴィカベールを 提供して頂きました。ありがとうございます。それから、宇野さん「しぼりたて」すごいですね、久しぶりに日本酒で 感動しました。ほんとうにびっくりするほど美味しかった。日本酒でこんな香りと味がでるとは驚きです。 さて、標記のワインであるが、ハンガリーは緯度もフランスのブルゴーニュぐらいだから、良いワインができるわけ。 ハンガリー専門のHPにはエグリ.ヴィカベールについて、「繊細で調和がとれており、なめらかでしっかりとした 中にも鋭さを持っている」と紹介されており、ありきたりな表現かもしれないが、全く 真をついている。 ほんとうに飲んでみてこんな感じである。 ワインの表現というのはほんとうは難しいと思う。 「処女の香り」とか「乙女の姿を思い浮かばせます」というのも見たことがあるが、こういう表現もわからないわけではないが、もしもスケベなおじさんが用いた ならお笑いとなる。まさか当HPには、このような表現はないでしょうな。 |
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Eins |
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シャルドネ Spatlese/Trocken |
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ムロン 旨みを残すため現在はフィルターをしなくなりました。今までの経験を生かして、炭酸ガスを多めにして、亜硫酸はデ・ザミと同じ位添加すれば酒質は安定すると考えています。炭酸ガスが多く残すためにフィルターを通さないともいえます。ペノさん(醸造元)は自身がつくるワインを「Vin Liberte’(ヴァン・リベルテ=自由奔放なワイン)」 といいます。生きていて成長・熟成していくのです。フィルターで澱を取って亜硫酸を何倍も多く入れて、ドライコンテナーで送っても何にも心配が無い味も素っ気もないワインより、時には二次発酵のリスクが伴っても、ワインが呼吸している「ペノさんのワイン」「体にしみ込むワイン」がやっぱり最高です。パリでは美味しい日本酒を買うのが難しいので、その代わりにムロンを「我が家のにごり酒」として、家で楽しんでいます。 【DOMAINE
DE LA SENECHALIERE - Marc Pesnot】 |
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エグリ・ビィカベール 高山さま 提供 【ボディ:ライト】 ブダペストの北東、エゲルの町で造られ”牡牛の血”の別名で呼ばれている。いきいきとしたルビー色で、柔らかなボディとなめらかな風味で評判通りのしっかりしたワインです。 |
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ドイツワイン |
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ドイツのワイン |
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